
「欲張り姫」 浅倉みるく
ユースウェスト オープンプライス 11月中旬発売・60分
もう随分と長い間、撮影現場を取材してるけど、不思議なもので、ある時期は毎週のように会っていた男優やスタッフたちとパッタリと半年以上、出会わなくなったりもする。 「今度、面白い現場があるんで来てみて下さいよ」 と、言ってくれたチョコボール向井氏とは、ほぼデビュー以来の知り合いでもあるのに、再会したのはその時が実に1年ぶり。なのに、それから僅か1ヶ月で7回も取材してるのだから、本当に縁というのは不思議なものだ。 で、新しく立ち上げるインディーズメーカーということで、『スーパードキュメント』のインタビュー取材の折りに居合わせた、この現場のカントクに挨拶した時のことである。 「主演は浅倉みるくですけど、その他にも女のコがカメラとして3人参加します。出演者は全員裸、何でもアリ、ハメるのも御自由にって現場です。取材も裸になってくれれば、どういう風に撮ってくれても、参加してくれてもいいですよ」 なんて、大胆不敵なお言葉をいただいて答えに詰まり、どうしたものかと悩みながら迎えた撮影当日。 そりゃあ、長いことこの仕事をしていれば、手垢の付いてない男優として呼ばれたり、遅刻した男優のピンチヒッターを任されたり、『男優にならないか?』との誘いを受けたこともある。 しかし、そういうのは全部、顔馴染みのカントクからのお誘いだったからのこと。まるで初対面のカントクから、撮影に参加しろと言われても、即、ハイと言えるワケじゃあない。 とはいえ、裸にさえなれば、やたら嵩張る消音BOX(シャッターの音を消す現場取材の必須アイテム)を使わずに剥き出しのカメラを使えるというのは魅力である。結局、この取材、パンツひとつ着けない素っ裸で結構することに。