「組曲 第1章」 椎名くらら

SHY EXECUTIVE 15300円(税抜き) 1月31日発売/60分


 名カントクというと読者の皆サマは、本誌連載中の『本番至上主義』に登場するような方々を想像するかも知れないが、異色作を撮るばかりが名カントクというワケじゃあない。美少女モノの定番、ドラマを撮ってるカントクの中にだって、優秀な方はいるんである。  この現場を仕切っていた安田健広カントクも、その1人。姉妹誌ベストビデオにて、自分がカントクした女のコたちを紹介する『シークレットストーリー』を連載中のカントクは、ひねりの効いたストーリー物を撮らせたら、ギョーカイでも5本の指に入る御方。新人サンのデビュー作を撮るコトも多いカントクだけど、今回の現場の主役椎名くららチャンもこの作品でデビューするシャイ企画期待の新人サンだ。  さて取材当日。くららチャンとこの作品の前途を祝うかのような秋晴れの中、スタジオの扉をそーっと開ければ(撮影が始まってるかも知れないからね)、案の定、くららチャンの初カラミの真っ最中。お相手の愛川クンにローターや指で責められ潮まで吹いて、自分から『入れて」』とオネダリ。しないでいい本番をシッカリ決めてくれちゃってたのにハメられている途中にいきなり涙を流して、カラミは一時中断。  こっそり渡された台本を読むと、オジサン嫌いなのか30代の男性とするのは、これが初体験。オジサンには見えないけれど、それでも30代と聞かされた愛川クンとするのが辛かったのか、はたまたカラミ自体が嫌だったのか、それとも単純にモノが大っき過ぎたのか?  涙の理由を色々考えてみたけれど、撮影の途中に尋ねるワケにもいかない。再びカラミが始まれば、ついさっきまで泣いていたのにしっかりと本気で悶えまくっちゃってる。  なんとも不思議な気分で眺めてたカラミがフィニッシュ。昼食の合間にくららチャン本人から、なんで泣いちゃったのかを尋ねてみれば、 u割り切って、出来ると思ってたけど、やっぱりショックだったんですよ」  とのこと。そんなクセに気持ち良さはシッカリ感じちゃってるんだから、まったく奇妙なもの。大っきいのも駄目だって言ってたのにパクリと奥までくわえた愛川クンのモノを業界では、小っちゃい方だとも思ってたんだそうで。